2018年1月14日日曜日

レトロなBluetoothスピーカーを作ってみた。

古民家に引っ越して早一年。古い家で気軽に音楽やラジオを聞くのにちょうど良い感じで雰囲気のあるBluetoothスピーカーを探してたんですが、これがなかなか無い。 じゃぁ、木でスピーカー作ってみようとかとも思いましたが、それだとまぁありふれてはいる。
ある時、昔のでかくて格好いいラジカセをBluetoothスピーカーとしてリメイクしたら面白いかも? とひらめいたので実践してみました!

用意したもの
・buletoothのレシーバーアンプユニット TDA7492P (amazonで入手)
・ACアダプタ 12V 2A
・電源スイッチ(延長用 オルタネート)
・赤色 LED(抵抗内蔵 12V用)
・ウォームホワイト色 LED (抵抗内蔵 12V用)
*buletoothレシーバーアンプユニット以外の部品は秋月電気の通販で入手。


ガワとなるラジカセはスピーカーがデカくてごついデザインのものを選んでヤフオクで入手しました。
東芝製のRT-8300S 通称(BOMBEAT 7)という製品で1970年代後半に発売されたようです。いまからなんと40年ぐらい前の製品!
たしかに私が小学生ぐらいの時にうちにもこんな感じのラジカセがありましたねぇ。


分解して中身をチェックしてみたところAMラジオの機能以外はすべて死んでいました。
この製品が作られた時代はまだ基盤への部品実装も手作業で行われていたことがよくわかります。


スピーカーは東芝自社製で12cmの立派なものがついています。


電源の入力はAC100V(内部にAC-DCトランスあり)とDC 12Vの口がありました。
本体のみのジャンク品だったので、手持ちのDC12V(2A)のACアダプタで入力電源をとることにします。


Bluetoothスピーカーの心臓部分となるユニット。
この小ささでBluetooth通信の受信とオーディオアンプを兼ねています。技術の進歩を感じます。
基板上には電源スイッチ、音量調節ボタン、曲のスキップ、バックボタン、スピーカーターミナルが配置されています。


結局のところラジカセで使うのは筐体とスピーカーだけなので、ユニットを内部に組み込んで接続するだけです。ユニット上のボタンで初期の音量等を設定することがあるので、外からもアクセス可能な電池ボックス内に配置しておきます。
Bluetoothレシーバーユニットの電源スイッチはさりげなく筐体上部に新造配置します。

ステレオインジケーター部分に赤色LEDを組み込んで稼働中のパイロットランプとして利用します。
また、レベルメーターも機能はしませんが、ウォーム色LEDをとりつけて雰囲気アップをねらいます。

念のためスピーカーを外してチェックしてみたら右側のスピーカーのコーンに破れあったので、マスキングテープとグルーガンで修復、補強しました。

 筐体を元のように閉じて、iPhoneからペアンリングしてテストするとあっさり音がなりました。音質はラジカセらしく中音域にパンチがあって元気な音がします。アンプの性能も予想以上に良い感じです。

さっそくAmazon Musicで70年代、80年代の曲を流してみたところ、感動的にこのスピーカーのみてくれにマッチします!懐かしさも倍増です。

それじゃぁ今時の曲があわないのかと思ったら、そんなこともなく今度は風貌とのギャップが楽しいのです。(試しにDaft Pankを聞いたら思いの外合うのです!)
 

決してピュアオーディオではないのですが、いろんな曲をこのスピーカーで聴いてみたくなります。radikoで全国のラジオだって楽しめます。これはまさにファンオーディオ。(量産して販売しようかな。。)
 
ともかく、最初の希望であった古民家にあうレトロなBuletoothスピーカーができて大満足なのでした〜。


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