ご存じの方も多いと思いますが、タミヤ ホーネット(およびグラスホッパー)のドライバー人形は腕が省略されていてありません。
しかしながら、実際これがあるとないとではけっこうリアリティに差がついてくるのです。
せっかくこだわって作ったボディでもありますから、ぜひともドライバー氏にも腕とハンドルをつけてあげたいと思います!
まず、腕があるドライバーから型取りをします。
バギーチャンプのドライバーとホーネットのドライバーは見た目では原型が同じで腕だけがカットされて金型が作られていると考えました。
(バギーチャンプのドライバーをすでに持っている人向けのマニアックな記事です)
型は「おゆまる」を使います。最近100円ショップでも(2本)見かけるようになりました。
ボウルに熱めのお湯とおゆまるを入れて軟化させます。
おゆまるが柔らかくなったら丸めて原型に押しつけます。
なんだかごついギプスに見えますね。
型が冷えたら取り外します。腕の付け根の方は別の塊を使って塞いでおきます。
本体にはタミヤのエポキシ樹脂を使います。本来はジオラマの水を表現するための製品のようですが、私はクリアパーツを複製するときなどに使っています。
主剤と硬化剤を2:1でよく混ぜた後で型に流し込みます。
(流し込む前に型にシリコンスプレーを吹き付けておくとあとで剥がしやすいです)
流した直後は細かい泡でいっぱいですが、時間が経つと泡が抜けてきます。
(暖かいところにおくとよりキレイに仕上がるようです)
レジンが硬化するのに1-2日ほどかかります。
固まったら適当な位置で腕を切り取り、形成し、根本に穴を開けてプラ棒を差し込みます。
通常ドライバーの胴体はキットに2体付属していますが、今回はロールセンターダンパーに干渉しないように背面が無く、下方も小さい方を使います。胴体はダンパーを通すためにアーチ状に切り欠きも入れています。(通常は小さい台が付いた胴体を使用したほうが良いと思います)
また、腕の接続部には穴を開けておきます。
ハンドルはアルミパイプで形成します。上が原型です。
できたレジンはバリ取り、形成をして位置決めします。ハンドルと持たせるために握りの部分に穴を開けておきます。
エポキシパテを使って腕を取り付けます。
パテ硬化後に形成、サフ吹き、塗装して仕上げます。
スーツの皺の部分にはエナメル塗料をグレーを使って陰影をつけます。
ボディに乗せて完成です。やはり腕とハンドルがあるとグッと実車感がでますね!
ホーネット、グラスホッパーのオーナーはぜひお試しください。
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